オリンピックで話題になった「ピクトグラム」は日本発祥!
2020東京オリンピック開会式で大きな話題になった「ピクトグラム」。
実は日本発祥だということ、知っていましたか?日本から世界中に広まったきっかけや、歴史、ピクトグラムに関する豆知識をお伝えいたします😊💖
ピクトグラムとは?
ピクトグラムと聞いてピンと来ていない方もいるかもしれないのでご紹介致します💁♀️
ピクトグラムとは、一般に「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号の1つ、です。(Wikipediaより引用)
具体例を挙げると…トイレの男女マーク、非常口のマーク、車いすのマーク、エレベーターのマークなど、一目で何を表しているかわかる、便利なアレです💡
<ピクトグラム一例>
このようなものですね。様々な施設で日常的に目にしていますよね。今や街中や施設には欠かせないものです😀
ピクトグラムあるイベントがきっかけで世界中に広がった!
この、とっても便利な「ピクトグラム」なんと日本発祥なのです😲💥
実は、1964年に開催された東京オリンピックがきっかけで世界中に広がったと言われています。
当時は今よりも英語が普及していなかったため、来日した外国の方と十分なコミュニケーションが取れない状況でした。
そこで、発案されたのがこの”ピクトグラム”です。言葉が通じない外国の方に、一目で競技種目や施設が伝わるように、と考案されたのです。
誰が作ったの?著作権は?
ピクトグラムは、当時の若手デザイナー11人(今は有名な方ばかり!)が集められて作成しました。
そして、このデザイナーチームのまとめ役であった勝見勝氏の「社会に還元しよう」という思いに、他のデザイナーたちも賛同し、「著作権放棄」に署名したことで世界中に広がることになったのです🌎
この知的財産を今後の社会に還元しようという考え、素晴らしいですね❗ おかげで現代の私たちの生活もとても便利になり、今やなくてはならない存在になっています。
【実験】トイレマークの色から見る、識別能力の日本と外国の差
トイレマークといえば、一般的にこのようなものを想像しますよね。
スカートを履いた女性が赤色で、ズボンを履いた男性が青色で表されているものがメジャーです。
そこで、某TVでスカートを履いた人を青色、ズボンを履いた人を赤色、と色を入れ替えても人はきちんと識別できるのか?という実験を日本人と外国人で行いました。
<男女の色を逆にしたトイレのピクトグラム>
結果はなんと、日本人は男女ともにほぼ全員が間違ったトイレに入り、外国人はほとんどの人が正解のトイレに入ったそうです😳💦つまり、日本人は色で男女を識別している部分が多く、外国人は形で識別しているということがわかります。日本ではまだまだ赤やピンク色=女性、青色=男性というイメージの定着がありますね。
トイレマークの男性が青、女性が赤で色分けされた理由
1964年、東京オリンピック開催時に様々な国の外国人が来るという状況の中で、「形」だけの区別だと男性でもスカートを履く国もあれば、女性でも必ずスカートを履くわけではない国があるため、「形」と「色」の二重識別として色分けされたのです。
男性が青、女性が赤の理由は長くなるので、また別の記事に書きますね✏
視覚に訴える「デザイン」の効果
ピクトグラムはシンプルなデザインでありながら、それが何を表しているのか文字無しで伝えないといけません。
しかし、ピクトグラムを含め、シンプルであっても視覚に訴える「デザイン」のパワーは絶大です✨
スーパーの食品売場一つとっても、多数メーカーの様々なロゴやPOPが目に入ってきますよね。
それぞれ、メーカーや商品のイメージに合わせて作成されており、
それらのデザインによって商品の売り上げが左右されると言っても過言ではありません。
そんな、絶大な効果を持つ「デザイン」もゼックでは手掛けております。
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