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トイレマークの男性が青、女性が赤になったきっかけは?

今回は、以前更新した記事でお伝えした「ピクトグラム」のお話に付随したテーマです。

ピクトグラムの代表的なものの1つに、トイレの男女マークがあります🚻
あのマークの色といえば、男性=青、女性=赤のイメージがあるのではないでしょうか?
数ある色の中で、なぜこの色になったのか気になりませんか?
今回はこの色に決まった理由を探りました。

トイレマークの赤と青を決めたのは誰?経緯は?

トイレのピクトグラム

トイレマークを最初に色分けしたのは、前回のブログでもご紹介したとおり、1964年開催の東京オリンピックの際。

トイレマークを作成した時にグラフィックデザイナーの道吉剛さんが提案したものだそうです。
しかし当時、道吉氏のなかで男性=青、女性=赤というイメージは無かったのですが、
道吉氏が色分けを考えているときに、アメリカの子供が男の子が青、女の子が赤の服を身に着けているのを見て、
「これは万国共通なのでは?」と思い、提案したところ受け入れられて決定した、とのことです。

男女の色分けの起源は18世紀ヨーロッパ

18世紀以前のヨーロッパでは、むしろ男性が赤を身に着けることが多かったそうです。
有名なナポレオンの絵では真っ赤なマントを身に着けていますよね。

▼ナポレオンの絵(イラスト)

当時、貴族などの上流階級の男性は赤を身に着けることが多く、それに対して庶民は、染色されていない素材そのままの、くすんだ黒っぽい色を着ることが多かったのです。
しかしイギリスではこの頃、産業革命が起こり、庶民の生活レベルが一気に向上します。
そこで、プライドを持った庶民たちが貴族たちに反発し始めたのです。
庶民たちは反発心を表すように、貴族が身に着けている「赤」の反対の「青」などシックな色を身に着けるようになりました。
一方女性たちは明るい「赤」などを身に着けるようになります。

この出来事が男女の色分けのきっかけと言われています。

女性=ピンクのイメージが定着したきっかけは?

ちなみに、女性=ピンクのイメージがついたのは、1953年、ドワイト・D・アイゼンハワーが大統領に就任した時のこと。
この就任式典にファーストレディであるマミー・アイゼンハワーがお気に入りの色、ピンクの服を身に着けて登場したのがきっかけと言われています🎀
この後も彼女はピンクを着続け、メディアもピンクを「女性らしい色」と押し上げたことから、ピンク=女性らしい色というイメージが定着したと言われています。

今はジェンダーレス(男女の差別をなくしていこうという考え)が広がり、赤・ピンク=女性、青=男性という固定概念は捨てられつつあります。

色がもたらす効果と色弱者への配慮

近頃、トイレマークも各施設の雰囲気に合わせたデザインになっており、スタイリッシュなデザインもよく見られます。

▼スタイリッシュなトイレマーク

おしゃれなトイレマークですがデザインがスタイリッシュな分、男女のピクトグラムの形の差があまりないように感じます。
ですが、色分けがはっきりしているので男女を間違えることはほとんどないかと思われます。

しかし、このようなスタイリッシュなデザインは色弱者には非常にわかりにくいものだと言えます。
色弱の方は、色の認識がしづらい(特に彩度の低いもの)ため、ピクトグラムの形がわかりやすく男女分けされていないと、一瞬どちらに入ればいいのか迷ってしまいます。

色弱者への配慮として、文字も添えることでよりわかりやすくなります。

このように、日本語と英語も表示されていると、よりわかりやすくて良いですね😊こういった様々な人への配慮がなされているデザインを「ユニバーサルデザイン」といいます。

ユニバーサルデザインとは…文化・言語・国籍や年齢・性別などの違い、能力などにかかわらず、出来るだけ多くの人が利用できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの設計(デザイン)のことであり、またそれを実現するためのプロセス(過程)のこと、です。(Wikipediaより引用)

ユニバーサルデザインがもっと広がり、よりみんなに優しい社会になったら嬉しいですね✨

売り上げに結び付くデザインとは?

店頭什器2ボード

スーパーなどの陳列棚にこのようなものが設置してあるのを見かけたことがありますか?
こういったツールはただかっこいいデザイン、見た目のいいデザインではなく、売上に結びつくデザインが必要になってきます。

デザイン/ WEB|SPツール

弊社では、売りたい商品の「ターゲット・商品イメージ・アピールポイント」などにフィットしたをデザインSPツールを提案させていただきます。

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